鍼灸治療

鍼治療を受けたことのない人は、「鍼」といっても裁縫の「針」を思い浮かべる人が多いようです。
同時に『痛い！』 という印象を持つ人も結構おります。
しかし、ご安心下さい。鍼治療は縫い針を刺すような痛みはありません。
使用する鍼は長さが3～6センチほど太さが0.12ミリから0.2ミリほどです。
鍼は使い捨ての衛生的な鍼です。

鍼灸では人の身体に「気」の流れる道すじを想定しています。
これを「経絡（けいらく）」といいます。
経絡は解剖しても目に見えて存在しているものではありませんが、
機能としてはしっかりと存在するものです。
腰の治療で手の甲に鍼をしたり、逆子の治療で足指にお灸をして効果が出るという事です。
そうした治療につかう経絡上の幾つかのポイントを「経穴（けいけつ）といいます。
いわゆる「ツボ」です。
鍼灸治療ではこれらの経絡・経穴を上手く使って様々な症状に対処していきます。